小さな家の暮らし方

敷地20坪に建つ狭小住宅で家族4人暮らし+設計事務所もやっています。小さな家の魅力と生活の工夫、片づけの方法などを綴ります。

建築士、設計事務所を選ぶポイント

 

わが家の場合、家を建てる時に設計事務所や工務店を探す必要はありませんでしたが、たくさんある情報から自分に合った建築士や工務店を見つけるのって本当に大変だと思います。

 

みんなどうやって設計事務所を探している?

ちなみに設計を依頼してくださる方がどんなルートで、うちを見つけてくださるかと言うと…。

・設計事務所のホームページを見て

・これまでに雑誌で紹介された記事を見て

・設計事務所登録サイトを見て

・工務店からの紹介

・知人からの紹介

などです。

依頼されないお客さまが打ち合せで分かる理由

そして、相談に来てくださった方が必ずしも契約に至るとは限りません。最初に相談を受ける時、何時間かお話をします。その時、私も同席することが多いのですが、契約に至らない方は、なんとなくその時点で分かることが多いです。

理由は一概には言えませんが、お互いに共感できるポイントが少なかったり、なんとなくフィーリングが合わなかったり…というところはあります。

逆に設計を頼んでくださった方とは、そこから家のプラン作りが始まり、工事、完成まで1年以上しょっちゅう顔を合わせます。さらに入居後に不具合があった時、お子さんが増えてリフォームする時、新しい器具を導入したい時なども相談を受けるので、とても長いおつき合いになっていきます。

建築士はそんな風にずっと関係が続いていく相手なので慎重に選びたいもの。とはいえ、設計の契約をするまでに何度も会えない場合も多いと思いますし、100%すべての好みが会う人を見つけるのも難しいでしょう。

そこで、私がこれまでの経験から、どんなポイントを見て建築士を選べばいいかを書いてみようと思います。

ポイント1:建築士がこれまで手がけた家をいいと思える

これは大前提ですが、必ずしも自分が建てたい家と同じでなくても、雰囲気、テイストなどに共感できればいいと思います。

夫の設計事務所の場合ですが、最初にプランを提示してから契約するかを検討していただくのですが、最終的にそのプランと全く同じ家になることはありません。あくまでも叩き台で、そこから希望を聞いて変えていきます(この辺は設計事務所によってシステムが違うので要注意です)。

もし、自分たちの希望を伝えた上で提案してもらったのに、あまりにも伝わっていないと感じた時などは、もしかしたら合わないと判断していいかもしれません。

ポイント2:自分たちの希望に共感してもらえる

自分たちがイメージしているもの、やりたいと思っていることに共感してもらえるのがベストです。但し、すべての希望を叶えてくれる人=いい建築士ではないと思います。

「私はこういう間取りにしたかったんだけど、建築士にダメだと言われてあきらめた」なんて話を聞くのですが、建築の知識がないと、家の間取りを平面、つまり部屋の並び方だけで考えてしまいがちです。

ポイント3:否定する場合は納得できる理由を説明してくれる

でも、建築士は、立体的に、構造上の問題なども考えた上で部屋を配置しているため、見ているポイントが異なり、否定されることもあると思います。

その時、ただ否定するのではなく、お勧めしない理由を納得できるようにちゃんと伝えてくれて、その希望を汲み取った上で代替案を提案してくれる人でないと、反対ばかりされて不満の残る家づくりになってしまうと思います。

あくまでも私の考えですが、すべて自分のイメージした通りにやりたいなら、建築士を通さない方がいいと思っています。せっかく設計料を払うのですから、自分の思い描くイメージに建築の知識や経験を加えて、さらにいい家になるように導いてもらえるようにした方がいいと思うからです。

ポイント4:話しやすいこと。気を使わずに希望を言える

2と重なりますが、自分の希望、疑問をどんどん言えないと、長期にわたる家づくりはうまくいきません。例えば最初はこう言ったけど、やっぱり変えたい…など言いづらいと、不満が残ってしまいます。

もちろん、最初に会った時は緊張して話せなかったりすると思うので、2回目、3回目で話しやすいと思えればいいと思います。

例えば建築中の家やこれまでに手がけた家を見学させてもらって、建築士とお施主さんのやり取りをみるのもいいかもしれません。いい関係が築けていると感じられれば、OKではないでしょうか。

これもケースバイケースで、この建築士に頼みたい、この人の設計する家なら何でもOKというお施主さんもいます。そういう場合は、打ち合せなども少なく、建築士主導で進んでいくようです。

夫が建築士として独立してから18年ぐらい経ちますが、独立まもない頃に家を設計させていただいたお施主さんとも未だに交流が続いていて、なんだか親戚のようです。そういうつながりが増えていくことが、こういう仕事をやっている上で一番の喜びだったりします。

打ち合せスペースと経年変化した無垢床

お施主さんとの打ち合わせはリビングで行います。家の広さ(狭さ)や自然素材の経年変化を見てもらうことができるのもメリットです。